相互理解を求めて

カウンセリング

前駆症状の段階で

精神病の場合、前駆症状に気づくことで、病気を早く発見したり、再発を予防したりすることができます。精神病の代表格でもある統合失調症は、症状が本格化する前の前駆症状の段階で診断でき、適切な治療をスタートできるかがカギになります。そうすれば、発症を食い止めたり、発症後の重症化を防ぐことが可能です。逆に、診断にまで至らず、治療しない期間が長いと重症化し、慢性化する傾向にあります。最近、様子が変だと感じても、本人も家族も病気の知識がないことで受診が遅れてしまいます。また、発症しやすい思春期から成人初期は、この時期特有の悩みとして、見逃してしまうことも多いです。引きこもりがち、表情が乏しくなった、仕事や学校の生活に支障が出るようになったら、それは、何らかの病気のサインかもしれません。それを見逃さないことが、大切になります。子どもの様子が変わったと感じたら、精神病かどうかは、専門家にしか判断できませんから、早めに家族が相談に行ったり、本人を受診させたりすることが大事です。はじめから100パーセント満足のいく医療機関を見つけるのは、困難です。精神疾患というのは、精神病に限らず、診断が難しい側面もあり、治療を受けてみないと、良し悪しが分からないことも多いです。また、通いやすいところにあるというのは理想ですが、現実には、精神病の診断や治療が可能な精神科医が常駐している医療機関が地域に一つしかないということもあります。地域によっては、ゼロのことも少なくありません。そのため、まずは、ここなら、という医療機関を受診して診断してもらい、治療をスタートさせることが大切です。その時ポイントになるのが、本人、家族それぞれにとって、少しでも良い医療が受けられる医療機関であることです。コミュニケーションがきちんと取れる医療スタッフがいることは、非常に重要になります。良い医療機関を見つけるというよりも、自分が利用しやすいようにしていくというスタンスのほうが大切です。相互理解ができていることが、回復には欠かせませんので、コミュニケーション力というのは一つポイントになります。

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